この作品けっこう評価高いよね。
ラストの衝撃度がすごい‼︎
って紹介されてる。
でも私の見た感想は…
う～ん…
って感じだった。
ミステリー？調なストーリーや映像の見せ方はうまいなぁって思ったのと、キャストはよかった。
アカデミー俳優が二人。
映画界のどんでん返し男ときたらこの人ケビン スペイシー。
そしてもう一人の主人公ケイト ウィンスレット。
この作品はアカデミー俳優になる前だねぇ。
ストーリーは死刑制度に反対する男が殺人犯として捕まる。死刑が4日後に迫った時に彼が記者に話した真実とは？
ケビンはほんとは冤罪なの？
冤罪なのに死刑にされちゃうの？
ハラハラドキドキ？
犯人は誰？
そして真実は……？
って感じで物語が進んでいく。
ジャンルはミステリーだけど、
ミステリーなのかぁ？
そして納得いかないとこがいっぱい。(感受性豊かなのとバカだから…？
なぜギリギリになって、真相解明をケイトに頼んだのか。
確実に死に向かうのであれば、あんなにケイトを振り回すことないと思うけどなぁ。
死刑になる→真実が分かる。
この間が短ければ、ニュースの話題性も衝撃も大きくなるから、ギリギリにしたんだろうけど、あんなに走り回ってなんとかしようとしてたケイトがかわいそうだわ。
要はケイトは使われたってことなんだろうけどね。
女の人の殺され方、見せ方も納得いかない。
女の人を暴行して殺したって分かった方が死刑になる確率が高くなる(第1級殺人)から、あんな方法にしたのかなぁ。
その方が世間の憎悪を呼ぶだろうけど、真実が分かった時にあまりにも悪質だなぁって世間が思うんじゃないかと…
彼ら彼女が死刑制度の廃止を叫び懸命に活動する姿は自由だと思う。
けど、自分たちが仕組んだことで冤罪を作り出し世論に問うっていうやり方は過激すぎる。
全く罪を犯していない人が拘束されてることが冤罪であって、
彼ら二人は彼女を見殺しにしてるんだし。これって自殺幇助になって罪に問われるんじゃないの…？
死刑にはならないけどもさ…
自分の命を捧げてまで死刑にならなきゃ彼らの意思は意味がないって…
でもやっぱりそれってどうなのかなぁって…
彼女は病気で命に限りがある、
それなら自分を犠牲にして(意味のあることをして)、死刑になるかもしれない人達の命を救えるかもしれないって…
彼女も彼ら3人も司法に嘘ついてるわけだし、親友(ケビン)の人生を奪うって私には理解できない。
そんなの正義じゃない。正しくない。
自分たちの思いを成し遂げるなら、そこから更に不幸になる人がいても構わないのかなぁ…
私的には、犯人は別にいて(謎のまま)ケビンスペイシーが冤罪のまま亡くなった方が、死刑制度の闇をもっとガツンと感じたと思う。
ケイトウィンスレットが、「うわぁぁぁ、ごめ～ん助けてあげられなかったよ～」
ってなったところで、
““2003年現在テキサスでは455人の死刑囚がいる。
その中には無実を訴え続けている死刑囚が何人もいる。
だが減刑になることは無いに等しいのである””
って文字の後にエンディングロールに入った方がいいんじゃないかなぁと。
ひねりすぎると本質が見えなくなる気がする。
でも時間気にしないで最後まで一気に見せる感じはうまいと思ったけど。
ケイトウィンスレットがしぶしぶ連れてくる見習い記者。
素敵なザック。
なんだか怪しい人がケイトの周りをウロウロしている側で、何気に頼りになるザック。
取材中なので、もちろん毎日どこかのモーテルにお泊まりするのだけれど。
もちろん二人は別々の部屋を取ってるわけだが、
冗談でケイト姉さんに部屋に来る？
と聞いたりするかわいいザック。
は？何ぬかしてんだよ。このガキが！と中指立てて相手にしないケイト姉さん。
が、その後部屋に誰かが進入してるので、ケイト姉さんビビってザックを呼ぶ。
そして恐ろしいものを見て、震えるケイト姉さんを壁ドンからのハグ。
怖いので一緒の部屋にいるケイト姉さんとザック。
ベッドの下で縮こまって寝てるかわいいザック。
この映画を評価してる人達で、
この見習い記者ザックっているか？
必要じゃない！
って人はもけっこう多かったなぁ。
男の人はザック不要論多し。
この映画ケビン スペイシーのセクシーショットも出てきますが、あまり目に焼き付けたくないので、そこらをザックが完全にカバーしてるので、見習い記者ザックは、この映画に無くてはならないの。
ならないの！
で、
話戻すと…
死刑制度のことは簡単に話せる問題ではないので、このライフオブデビッドゲームを見るより、マイケルムーアのアホでマヌケなアメリカ人シリーズ見た方がテキサスの死刑の現状も分かるかなぁと。
そこにある真実は深い…
映画の中のセリフで印象に残ったセリフ。
目には目を。歯には歯を。
鍵
↓
かぎ(何かを解く
ってことで、
この作品の星は…5つ中
★★★
